この記事ではハスクバーナ135eの組立と始動方法を書いています。
チェーンソーを購入して最初に、ガイドバーやチェンを取り付け組立る必要があります。
組立時のポイントは、クラッチカバーを外す前に、チェンを張るダイヤルを緩む方向に回しておくとチェンの取付けが楽です。
また、スタートスイッチは上に2段階ありセット位置を説明書通りにすることで容易に始動できます。
始動後は、ブレーキを解除して空回しし、ガイドバー先端を地面に向けソーオイルの吐出を必ず確認します。
本記事の内容は、取扱説明書にも詳しく書いてありますが、YouTubeの「楽しく薪割りチャンネル」で動画も公開しています。
一人で始めたので、チェーンソーの始動方法など分からず苦戦しました。そんな経験から動画を作りこの記事を書きました。
ハスクバーナ135eの組立
組立の概要
- チェンブレーキ解除
- チェンテンショナホイールを緩める
- ホイールを下向き(−)に回転させる
- クラッチカバーを取り外す
- ガイドバーとチェンを取り付ける
- クラッチカバーを取り付ける
- チェンテンショナホイールを仮締めする
- ホイールを下向き(+)に回転させてチェンを張る
- チェンテンショナホイールを本締めする
組立の詳細
チェンブレーキ解除
クラッチカバーを外すため、フロントハンドガードを手前に倒しチェンブレーキを解除します。
チェンテンショナホイールを緩める
クラッチカバーを取り外すためチェンテンショナホイールのツマミを立て反時計方向に回して緩めます。
ホイールを下向き(−)に回転させる
テンションが張っているとソーチェーンが取り付けづらいので、緩める方向(ー)に回しておきます。
クラッチカバー を取り外す
チェンテンショナホイールを完全に緩めチェンテンショナホイールを外し、クラッチカバーを取り外します。
ガイドバーとチェンを取り付ける
バーボルトにバーを取り付け、次にチェンをドライブスプロケットとガイドバーのレー ル溝に装着します。チェンはガイドバーの上側から装着作業を始めます。
クラッチカバーを取り付ける
チェンのドライブリンクがドライブス プロケットの上に正しく乗っているか、チェンがガイドバー のレール溝にきちんと入っているかを確認しクラッチカバーを取り付けます。
チェンテンショナホイールを仮締めする
クラッチカバーが外れないようチェンテンショナホイールを時計方向に回し仮締めする。
チェンを張る
ホイールを下向き(+)に回転させてチェンを張ります。チェ ンがガイドバーの下側でたるまなくなるまで締めた後、チェンテンショナホイールを本締めする。
始動の概要
- 燃料タンクに混合燃料を入れる
- チェンオイルタンクにソーオイルを入れる
- チェンブレーキがかかっている事を確認する
- 赤いコントロールを外側および上側に引い て、チョーク位置にスタート/ストップスイッチをセットする
- 燃料がダイアフラムを満たすまでエアパー ジダイアフラムを繰り返し押す(最低6回)
- 左手で前ハンドルを握り、右足でリヤハンドルを踏み、 チェンソーをしっかり押さえる
- 右手でスターターハン ドルを持ち、抵抗を感じるまで (スターター爪が噛み合うまで)スターターロープをゆっくり引いて、エンジンが点火する まで一気に強く引く
- プッと吹き出るような音と共にエンジンが点火したら、赤いチョークコントロ ールを中段の位置にする
- エンジンが始動するまでロープを強く引き続ける
- エンジンが始動したら暖機運転をする
始動方法の詳細
燃料タンクに混合燃料を入れる
燃料タンクに混合比50:1の混合燃料を入れます。燃料を入れる時はこぼれないようノズルを使い、入れたらしっかりキャップを閉めます。
チェンオイルタンクにソーオイルを入れる
ソーオイルもこぼれないようノズルを使います。入れ終わったらしっかりキャップを閉めます。
チェンブレーキがかかっている事を確認する
フロントハンドガードを前に倒してブレー キを掛けます。
エンジンを掛ける
チョーク位置にスタート/ストップスイッチをセットし、燃料がダイアフラムを満たすまでエアパージダイアフラムを繰り返し押す(最低6回)左手で前ハンドルを握り、右足でリヤハンドルを踏み、 チェンソーをしっかり押さえる。
右手でスターターハンドルを持ち、抵抗を感じるまで (スターター爪が噛み合うま で)スターターロープをゆっくり引いて、エンジンが点火する まで一気に強く引く。
プッと吹き出るような音と共にエンジンが点火したら、赤いチョークコントロ ールを半チョーク状態にする。(中立の位置があります)
エンジンが始動するま でロープを強く引き続ける。
暖機運転をする
エンジンが始動したら安定するまで暖機運転する。
ソーオイルの吐出を確認する
ガイドバー先端を地面に向けて空回しして、ソーオイルが吐出されていることを確認します。正常に吐出されていれば地面にソーオイルの跡ができます。
停止
スタート/ストップスイッチを下へ押すと、エンジンが停止します。