斧の性能というか、割れ具合は重さではなく刃の形状で左右されると考えている。そこで、私が持っている斧の内2本で割れ具合を比較したのでご紹介します。
目次
比較した斧
メキシコ製斧:3.7キログラム(柄を含む)
長時間使うにはおもすぎる。ヘッドはズングリとした感じで、刃先は丸みがあり切れるイメージではない。

FISKARS X25:2.4キログラム(柄を含む)
軽くて長時間の薪割りでも疲れにくい。ヘッドにはエラがあり、喰い込んだら薪を引き裂く感じで、刃先は鋭利である。

比較した方法
乾燥したスギの小割りに斧を振り下ろし刃が喰い込んだ様子で判断した。スギは繊維方向に斧を振り下ろしても様子が判らないので、繊維を横から切る様に斧を振り下ろした。

結果
メキシコ製斧:3.7キログラム(柄を含む)
鈍器で叩くと凹みが生じるように斧の刃先がスギの繊維の押し潰すように喰い込んでいる。刃先は潰すように作用するため幾ら重くても薪を割ることは難しい。


FISKARS X25:2.4キログラム(柄を含む)
鋭利な刃先がスギの繊維を切るよう喰い込んでいる。期待通りの結果であった。これが繊維方向であれば簡単に確実に割ることができるはずである。


まとめ
今回は、スギの繊維を使って斧が木に喰い込み割れる様子を再現した。この方法が良いか悪いかは判らないが、刃先が木に及ぼす様子は良く判った。
大きくて重い斧でも刃先が薪に喰い込んで行かないと割る事が難しい。かと言って鋭利であれば良いとも思わない。刃先が鋭利な和斧の場合、頻繁に刃が喰い込んでしまし苦労する。今のところ一番使い易い斧は、FISKARS X25です。
