斧は使っていると刃の付け根部分にダメージが来る。私の場合は、 刃の付け根から手元方向にヒビが入った。本来であれば柄の交換となるが「ヘルコDT-6」は交換できなかった。
購入したホームセンターで断られる
柄にヒビが入った時に購入したホームセンターに持ち込んだが、特殊な機械でないと交換出来ないので受け付けられないと断られた。
仕方なく、交換はあきらめて安価な和斧を購入して使っていたが、和斧は刃が玉に刺さり易く使い勝手がが悪い。それでも2シーズンほど使った。
自力で交換方法を探すが交換は諦める
ヒビが入ってからネットで柄の交換方法を探すが、これと言ったものが無い。YouTubeで動画を見つけたが、ドリルや万力を駆使して外す様子を見て、難易度がかなり高いと感じ断念した。そのため最近まで放置しておいた。
ヘッドだけでも外してみたくなった
何もせずに放置しておいても場所を取るだけなのでヘッド部分を取り外し、キンクラもどきの刃に する事を思いつきを柄の取り外しに挑戦した。
いざ初めてみると思った以上に硬く、ドリルの刃は折れるし苦戦の連続となる。結局1日では外せず2日も掛かった。
1日目(2019年3月31日)
まずは、柄の長い部分をスライドソーで切断し付け根部分はタガネを使い 切り落とした。と、ここまでは順調。
斧のヘッド部分中央には丸い金属製のクサビが打ってあるので、注意しながら細いドリルから太いドリルと穴な拡げて行く。一部が貫通しても外れす気配がない。
穴を開けた程度ではダメそうなので、縄文時代には炭化させて木を倒していたと聞いた事があるので炭化に挑戦。サイフォン用のアルコールを掛けて燃やしてみたが思うように燃えない。多少の炭化では無理そうなので諦めた。火中に投入する方法もひらめいたが、下手に高温にすると金属の性質が変わりそうなので止めた。
そのまま放置しても仕方がないので、水に浸けてふやかす事にした。
2日目(2019年4月6日)
水に浸けて6日経過、刃に錆が出てきた。水分を吸収して柔らかくなっていることを期待してドリルで削る。(既に穴を空ける部分が無いほど空けている)
1日目よりよく削れるようになったので一気に進める。
今更ながら、ここまで削って判った事にがある。柄とヘッドの固定のために、溶かした樹脂を柄の先端にある割れ目に入れた上で丸い金属のクサビを打ち込んであるようだ。
ほぼ、木の部分が無くなるまで削りボルトを窪みに入れてハンマーで叩いて外れた。
まとめ
柄を固定するために、柄の先端が割ってあり、その隙間に外側だけを溶かした樹脂を打ち込み、固まる前に返しの付いた丸い金属のクサビを圧入してあると思う。このような固定の方法でしっかりとは固定してある様にするのは無理である。交換用の柄を買わないでおいて正解かもしれない。