乾燥した薪を燃やすことです。
薪の乾燥と理想的な水分含有率
薪ストーブで暖をとるためには、乾燥させた薪を燃やす必要があります。よく理想的な水分含有率は20%以下と言われていますね。
理想的な水分含有率にするには
理想的な水分含有率にするためには、以下の方法が良いでしょう。
空気に触れる面積を大きくする
割ることで樹皮の内側を空気にさらし内部の水分を早く抜きます。なので、枝の部分でも斧で割れる物は殆ど割っています。細いものまで割ると手間が掛かりますがその分乾燥が進み早く使えるようになります。
雨に打たせる
割った薪は雨に打たせます。雨に打たせる→乾燥させる→雨に打たせる→乾燥させるを繰り返すことで乾燥が早くなります。木を水に浸けておいてから、自然乾燥させることで乾燥を促す水中乾燥と同じ原理です。
但し、大量の薪を水中乾燥させる訳に行きませんので自然の雨に当てて乾燥を促します。直径20㎝程の玉を1カ月ほど水に浸けた後、自然乾燥させたものとチェーンソーで玉にしてそのまま自然乾燥させてたものを比べると水中乾燥させた玉の方が乾燥が早くカビの発生も少ないです。
よって、薪を作る際は割って直ぐに屋根の下に入れず雨に当てて乾燥を促した後に屋根を掛けるのが良いでしょう。
薪棚の薪を積み直す(天地返し)
薪棚の薪をひっくり返して積み直すことで乾燥を促進できます。薪棚の上と下では乾燥の具合が違います。ひっくり返すことで均一に乾燥が進むと共に、キクイムシの被害チェックもできます。キクイムシは知らないうちに食い散らかすので、見つけては駆除します。
乾燥が必要な理由
薪は乾燥させなくても何とか燃えますが暖がとれるような燃え方はしません。水分が多い薪はそれ自身が燃焼するために熱を使ってしまい暖がとれる熱の発生は期待できません。薪の水分含有率を理想とされる20%以下にすることで初めて暖が取れます。
また、水分が多いと煙や臭いもたくさん発生します。煙と臭いを抑えるためにもよく乾燥した薪を焚くようにします。
薪の水分含有率を計る
薪の水分含有率は、水分計で計りま。水分計も多種多様です。私が使っているのはこれです。他の物を使ったことが無いので良し悪しの比較はできませんが、
水分計で調べると沢山ありますね。
水分計の値はあくまで目安
水分計の値が10数パーセントでも、乾燥が浅い大割の薪などの内部は20%を超えているものも沢山あります。大割や中割りの薪の場合、更に割ってその断面を計ることをおすすめします。
超アナログな乾燥具合の調べ方
以下の方法も有りだと思います。乾いた薪はそれなりの重量で乾いた音がします。
・持った感じで判断する
・薪を互いにぶつけて音で判断する
まとめ
いきなりまとめます。薪を燃やして暖をとるためには十分に乾燥させる必要があります。のそためには割る、雨に当てるなど乾燥が進むようにします。
乾いた薪であれば、燃えたときの煙も臭いも最小限になります。