福島の原発事故のあと、薪ストーブで使う薪とその燃焼により出る灰について林野庁から出された通知があるのを知り、前のシーズンから 空間放射線量率を測っています。今シーズンは1月5日に測定しました。
林野庁からの通知
「調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値の設定について」と、それに関わる複数の通知が出されており薪ストーブの灰も含まれています。
「調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値の設定について」
https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shintan1.html
対象地域
17都県:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県及び静岡県
測定器
堀場製作所の環境放射線モニター PA1000
※市役所で貸し出しをしているものを使いました。
測定結果
測定器の取り扱い説明書によると5回測定し、その平均と比べるのが良いようです。ウッドデッキ上部1mの位置に測定器を置いて測定すると平均値は0.039μSv/hです。この状態で薪ストーブから出た灰を近づけましたが、数値に変化はありませんでした。
ウッドデッキに置いた薪ストーブから出た灰に測定器を近づけてみました、灰を近づけても測定値に変化はありませんでした。
世界の主要都市の放射線量率
「環境省」のホームページから引用して表示しています。
測定する場所により数値は大きく変わりますが日本の値が特段高いとは言えませんね。
測定当日の日本各地に放射線量率
以下のサイトから私が測定した日の同時刻における放射線量率を調べました。
【主要都市の空間線量率の測定結果】2021年1月5日
北海道札幌市 | 0.029μSv/h |
宮城県仙台市 | 0.036μSv/h |
東京都新宿区 | 0.037μSv/h |
愛知県名古屋市 | 0.078μSv/h |
大阪府東大阪市 | 0.078μSv/h |
広島県広島市 | 0.086μSv/h |
高知県高知市 | 0.026μSv/h |
福岡県福岡市 | 0.059μSv/h |
沖縄県那覇市 | 0.046μSv/h |
まとめ
測定結果については問題の無い値だとおもいますし、灰や薪N放射線量が多いとはならないとおもいます。素人の知識と測定結果ですが、焚いている薪や、出来た灰の放射線量が大きければ測定値も大きく変化すると思いますのでこの方法を結果については問題は無いと思います。