チェーンソーは危険は道具です。エンジン式チェンソーなど、原付バイクと同じような排気量のエンジンにより刃物が高速で回転しているのですから、取扱いもさる事ながら身体を守る防具にも注意を払いたいですね。
チェンソーの傷は、鋭利な刃物で切れるより怖いと思います。
安全な服装に心掛ける
長袖・長ズボンは必須だと思います。ズボンは、チャプスを着用するか保護ズボンを履きます。上着は長袖を着用し作業時に枝などが直接肌に当たらないようにします。
安全装備
頭と顔は、ヘルメットとフェイスガードを着用し保護します。ちなみにフェースガードは消耗品です。
フェースガードは消耗品
手袋は、防振手袋を着用して「振動障害」の防止と作業時の手の保護を行います。
皮手袋の下には、指先の無いアンダー手袋をして、蒸れ対策をしています。
チェーンソーのメンテナンス
チェーソーは、日常点検を欠かさず行い、よく切れる状態にしておきます。切れない刃物は作業に時間が掛かるだけではなく、力で伐る事になり安全性が損なわれます。
チェーソーの手入れ動画
ガイドバーの点検や清掃及び注油を行うと共に、目立てをして切れる状態にしておきます。適時、刃の交換もする必要があります。オレゴンのグリスガンは使い捨ての物を使っています。一度に使う量はほんの少し(数グラム)ですのでこの量で何回も使えまます。
ガイドバーへの注油
刃が外れることもあるので、チェーンキャッチャーの欠損や異常時に止まるようブレーキの点検も忘れないようにして下さい。
チェーンキャッチャーも点検+
安全作業
第三者に対する自己防止
チェーソーを扱う場所の安全を確認します。第三者が傍に居ないか、人が居る場合は常に気を配ると共に、声を掛けて作業をします。
自身の身体を守る
作業する場所の足元が安定しているか? 安定していない傾斜地などは体を保持する対策を講じます。
伐倒する際の退避経路を確保することも重要です。足元に枝や草が生えていたら予め除去しておき素早く退避できるよにしておきます。
チェーソーのエンジンの始動時は、ブレーキが掛かった状態で始動します。作業途中に移動するなど伐る作業以外は出来るだけブレーキを掛けます。
チェーソーの始動手順
長時間作業をすることで注意力の低下による事故が起こります、作業の途中で休憩を挟んで作業をします。また、長時間の作業は避けます。
伐倒で山に入る場合は、 蜂や毒蛇に対する対策も必要です。虫よけスプレーや森林香などで対策すると共に、鳶口や鈎などを使うことも有効だと思います。
森林香は、煙が多いので効果ありだと思います。但し、これを焚いた後車に乗ると暫く匂いが残りますのでその点は注意が必要です。
緊急連絡
万が一怪我をした場合に備え、携帯電話は必ず持参し緊急通報できるようにしておきます。