スイカは、夏の代表的な果物で、多くの人々に親しまれています。スイカの美味しさを味わうためには、育て方にもこだわりが必要です。その中でも、スイカ苗の定植はとても重要です。ここでは、スイカ苗の定植のポイントとその方法について紹介します。
土壌の準備
スイカは、肥沃な土壌を好みます。3月中旬に苦土石灰・化成肥料や油かすをすき込み耕しておきました。定植2日前の4月17日に黒マルチを張って地温をあげるようにした。
定植の時期
5月の連休前後に定植するのが一般的のようですが、苗の管理も大変になったし早く着花させたかったので早めに植えることとした。苗は大きなもので本葉4枚を少し小さかったが活着すれば成長が早いと考え実行。
間隔の調整
昨年は5メートル四方に10本ほど植えて成功しているので、欲を張って5メートル☓6メートルの範囲に作付けすることした。
株間は80センチメートルが良いようだが、苗が14本もあるため株間は75センチメートルとした。「紅こだま」と「シャリっ娘」の畝の間にトウモロコシの畝があるが、トウモロコシは6月上旬に収穫予定のためスイカの蔓が伸びる前に撤去予定である。
定植のポイント
株間75センチメートル開た植え穴に、ボカシ肥料ひとつかみを埋めた上にオルトランを撒きスイカの苗と相性が良いとされるネギの苗を植えた。スイカ1本に対しネギ2本とした。
植えた後、株元に水に漬けた燻炭を敷いて泥跳ねの病気防止の対策とした。
苗を保温するために「紅こだま」には「保温キャップ」を掛け、「シャリっ娘」の苗には「」透明マルチを張った。透明マルチは1,350mmの物を使い、1,800mmのダンボールに5.5mm用パッカーで止めた。
今後の予定
害獣対策
トウモロコシやスイカの成長に伴い害獣被害があるのでスイカ畝周りに網を張る。また、カラス避けのテグス張りを計画している。毎年、たぬきによる食害が発生している。※テグスの代わりに黄色の水糸を張っています。
トウモロコシの畝撤去
6月上旬にトウモロコシの収穫が終わる予定なので、収穫後に畝の撤去をする。
スイカの畝の間に防草シート設置
畝の間に防草シートを敷き詰めて泥跳ね対策をする計画。昨年も一面に防草シートを張り泥跳ね対策とした。