混合燃料として売られているものを買う、それとも自分で調合する
混合燃料は出来合いの物を買うべきか、それとも自分で調合すべきかについての考察。
※自宅に刈払機などが無くチェーンソー用燃料の保管が初めてで、1シーズン4L使用する前提で算定します。また、以後出てくる金額は税抜の金額です。
結論
薪ストーブで使う薪を調達するためだけであれば、燃料は混合燃料として販売されているものを購入すべきだ。
確かに、自前で調合した方が毎回のガソリン代は安く済みますが、ガソリン携行缶・エンジンオイル等の初期投資と保管場所及びエンジンオイルの劣化を考えると毎シーズン購入した方が良いと思います。
費用の比較
混合燃料として買うケースの定義
ちなみに、ホームセンターで2リットの混合燃料を購入すると、700円ほどになります。そのまま、保管し直接注ぐことができるので便利です。
1シーズンで4L使う場合は、2L×2本=1,400円が毎シーズン必要となります。
自分で調合するケースの定義
混合計量タンクが900円〜2,700円、ガソリン携行缶(2.5L、5.0L)が2,000円ほどします。2019/7/7現在の全国平均ガソリン価格は140円/L、エンジンオイル900円/Lとの仮定で計算します。
【タンクの初期投資額】:5,600円
=内訳=
混合計量タンク:900円
ガソリンとエンジンオイルの混合に使います。 混合した様子が分かるよう半透明になっており、混合時のみ使用するものです。
混合燃料保管・運搬用タンク:2,700円
混合した燃料の保管・運搬用に使います。容器が着色されているので紫外線による変質を防ぐことができます。小さいタンクはソーオイルを入れておけるので便利です。
ガソリン携行缶(2.5L、5.0L):2,000円
ガソリンを自宅に持ち帰るためには携行缶が必須です。
【燃料費、初回】1,460円
=内訳=
ガソリン2L:560円(140円×4L)
エンジオイル:900円
※50:1の混合燃料を作るためには、ガソリン2Lに対し40ccのエンジンオイルを加えるので25回使える計算になります。
【燃料費、2回目~25回目】560円
=内訳=
ガソリン2L:560円(140円×4L)
混合燃料を購入したケース、毎シーズンの費用と累計費用
- 1年目:1,400円(700円/2L×2)
- 2年目:1,400円 累計:2,800円
- 3年目:1,400円 累計:4,200円
- 4年目:1,400円 累計:5,600円
- 5年目:1,400円 累計:7,000円
- 6年目:1,400円 累計:8,400円
- 7年目:1,400円 累計:9,800円
- 8年目:1,400円 累計:11,200円
- 9年目:1,400円 累計:12,600円
- 10年目:1,400円 累計:14,000円
混合燃料購入した、毎シーズンの費用と累計費用
自分で調合するケース 、毎シーズンの費用と累計費用
- 1年目:燃料費1,460円
初期費用5,600円(混合計量タンク+混合燃料保管・運搬用タンク)累計7,060円 - 2年目:560円 累計:7,620円
- 3年目:560円 累計:8,180円
- 4年目:560円 累計:8,740円
- 5年目:560円 累計:9,300円
- 5年目:560円 累計:9,300円
- 6年目:560円 累計:9,860円
- 7年目:560円 累計:10,420円
- 8年目:560円 累計:10,980円
- 9年目:560円 累計:11,540円
- 10年目:560円 累計:12,100円
まとめ
混合燃料として購入するケースと自分で調合するケースで、費用の大きな違いはありません。保管場所とオイルの劣化等を考えると「混合燃料」を購入すべきでしょう。