薪ストーブを焚いても部屋が暖まらない事はありませんか。我が家の場合、屋外の煙突立ち上がり部にある点検用の蓋が外れていて暖まらない事がありました。
暖める空間に対し薪ストーブの容量が小さい
薪ストーブにも大きさがあり、発生させられる熱量が違いうので、暖める部屋がストーブの容量に対し広かったり吹き抜けがある場合、部屋を仕切る、シーリングファンを設置するなどの対策が必要である。
暖める部屋の気密性が悪い
暖めた空気が逃げ出さないようにする事も重要。ドアの開閉頻度が多かったりすると、せっかく暖めた空気逃げてしまうので注意したい。些細なことでは有るが、部屋が十分に暖まるまでは室温を下げない工夫が要る。
煙突が短く十分なドラフトが得られない
煙突が極端に短い、煙突のダンパーで極端に廃棄を絞ると十分なドラフトが発生せず薪が燻る事になり、火はついていても熱にならない。ドラフトが得られるよう長い煙突を使い、不用意にダンパーを閉じるべきでない。
煙突が詰まっているなどのトラブルがある
煙突のトラブルにも注意したい。煙突のドラフトを十分に効かすためには、ストーブから煙突トップまでに障害があっては駄目。
私の場合の様に、点検用の蓋が外れていると煙突が短くなったのと同じでドラフトが弱い、日常の目視点検で発見出来るので、目視点検はお勧めする。
また、煙突内部にタールが付着し煙道が狭くなら無い様にする、煙突トップに鳥の巣などの障害物が無いよう1シーズン毎の煙突掃除は必須である。
燃焼に必要な十分な空気が無い
空気があって初めて燃焼が成立するので、温度を上げている最中は吸気はは最大にする。焚き始めなどは、ドラフトを効かすために窓を少し開けて焚くと燃焼が促進される。
これから薪ストーブを設置する方は、外気が導入出来るよう、壁面に吸気口を設けられる事を強くお勧めする。
燃焼時間が短い
薪ストーブを炊いてもすぐには暖まらない。我が家の場合は1時間程掛かる。焚き始めは、炉内の温度を上げる事に注力する。但し、温度を極端に上げるとストーブがダメージを受けるので、ストーブ用温度計で確認しながら焚く事になる。
我が家の鋼板製ストーブの場合、焚き始めの天板温度は350℃を目安にしている。巡航運転温度は250〜300℃を目安で加減している。
熾火ができ温度が安定するまでは、手間が掛かるがここが重要である。
薪が乾燥していない
薪の乾燥が足らないと燃えていても暖めるための燃焼では無い。ストーブで焚き火をしている様なもので煙突から臭いと煙りを撒き散らす事となる。シーズン中に使う薪は、その前のシーズンで集めた薪を使う。薪ストーブを炊いている時の薪活で集めた薪は来シーズン用である。冬場は、乾燥しているのでシーズン中にあ割った薪も表面の乾燥は進むが、内部は未乾燥である。
薪を早く焚くためには、大割にせず枝も割る様にする事で乾燥期間を短く出来る。要は、手間を惜しまない。現に直径2㎝でも割っている。
まとめ
薪ストーブで暖をとるのであれば、乾燥した薪を十分な空気で燃焼させ、整備された高い煙突で排気させる。
沢山の部屋を暖めてたいので有れば、一気に全部屋を解放するにではなく、ストーブの有る部屋が暖まってから、暖めたい部屋のドアを開けて徐々に範囲を拡げる様にすれば無駄が無いし、身体にも優しい。