薪ストーブ初心者のあなたへ 薪ストーブのデメリットを考察する

薪ストーブ
煙突
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薪ストーブを焚いて8年になります。薪ストーブのデメリットについて考えてみました。薪ストーブをどのような視点で捉えるかによりデメリットは変わると考えます。

 

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薪ストーブのデメリットと言われるが、それって特徴なのではないでしょうか?


デメリットについてこの記事を書いていて、薪ストーブユーザーとして改めて考えるとデメリットは無い。 よく言われるデメリットとは薪ストーブの特徴と考えるべきではないのか。よって、以下「デメリット」の部分を「特徴」と書き換えて投稿しました。

薪ストーブの特徴

薪ストーブには以下の特徴がある。

  • 1年中使える道具ではない 
  • 日々の掃除やシーズン毎のメンテナンスが要る
  • 場所を取る
  • 設備が大げさ
  • 暖房器具として捉えると室温の上昇が遅くコントロールが難しい
  • 安全面では消火が自由にコントロールできない
  • 煙と臭いが発生する
  • 費用対効果が低い

 

1年中使える道具ではない

残念なことにエアコンのように1年中使える道具ではありません。冬場、若しくは湿度が高く比較的気温の低いときにしか活躍できません。

 

日々の掃除やシーズン毎のメンテナンスがいる

シーズン中は、ガラス掃除や灰の処理が必要となります。ガラス掃除もまとめてクリーナーで行うこともできますが、日々汚れた状態で焚いても炎が楽しめないので焚く前に掃除をすることになります。

また、電化製品等では発生しない灰や煤がでるため不定期に灰の処理が発生することと、煙突掃除が必須になります。

煙突トップの画像
煙突トップの様子

煙突掃除の動画はこちら → 楽しく薪割りチャンネル

 

場所を取る

壁掛けできず、片付けることはほぼ無理なので必然的に場所を取ります。また、薪ストーブは高温になるので薪ストーブと適度な離隔が必要となり室内は更に狭くなります。
 

薪ストーブに安全ガードを設置した画像
安全ガードを設置した様子

設備が大げさ

薪ストーブの設備に煙突があります。煙突トップは屋根より上に出す必要があるので長い煙突が要るだけではなく、壁や屋根を貫通させるため躯体に貫通孔を設けメガネ石をはめ込む事になります。また、吸気用の貫通孔があった方が良いですね。

煙突が壁を貫通する部分の画像
煙突が壁を貫通する部分

給気口に関する動画はこちら → 楽しく薪割りチャンネル

 

暖房器具と捉えると室温の上昇が遅い

ご存知の通り、超アナログな性質で暖房器具としてはものすごくレガシーであるため、着火してから暖まるまでに時間と手間が掛かります。1時間程しないと暖かさが実感できない暖房器具です。

薪ストーブの運転と室内の温湿度変化の画像
薪ストーブの運転と室内の温湿度変化

解説動画はこちら → 楽しく薪割りチャンネル

 

安全面では消火が自由にコントロールできない

消火も厄介で、ボタン1つで消えるファンヒーターやエアコンの比ではありません。頃合いをみて焚くのを止めることで消火します。緊急停止などありませんし、自動消火機能もありません。

 

煙と臭いが発生する

薪ストーブを焚くと、程度の差こそあれ必ず煙がでるし臭いも発生します。近隣からの苦情があれば、使い続けることができなくなるので必ず対策をしておく必要があります。

薪ストーブ焚きはじめの様子、煙が出ている画像
薪ストーブ焚きはじめの様子、煙がでます

臭いと煙の動画はこちら → 楽しく薪割りチャンネル

 

費用対効果が低い

薪ストーブ本体と煙突の設置だけでも100万円はします。

20万円のエアコンが5台も買える価格です。操作性や効率は悪く燃料の入手方法も特殊です。

 

効率が悪いことを楽しむのが薪ストーブ

効率は悪いが炎で癒やされ、体の芯から暖まる、それが薪ストーブだと思います。それを、他の高効率の暖房器具と比べメリット・デメリットするのであれば、薪ストーブの導入は止めるべきでしょう。

薪ストーブの導入を検討されているのであれば、他の暖房器具とはまるで違うものなので暖房効率や費用など比較するのでは無く、どの様に使い楽しむかをイメージすることが重要です。

繰り返しになりますが炎を楽しむものであり、薪ストーブを焚くための時間と労力を惜しむことなく使える余裕がないと、デメリットとしかならないと思います。

 

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