快適に長く使うために

薪ストーブを導入するするには、それなりの費用が発生していると思います。我が家の場合、鋼板製ストーブ本体・二重煙突・ストーブ下のタイル・ストーブ背面のレンガなどで100万円程掛かっています。
薪ストーブを使うために小物も準備しますので、結構な投資です。
快適に長く使うためには、日々・適時・シーズン毎の点検や手入れが欠かせません。
もちろん、焚き方にも注意す点があり、焚く薪も良く乾いた薪が必要です。
維持と言っても簡単
日々・適時・シーズン毎の点検と手入れには以下のようなものがあります。
日々の点検と手入れ
✨ガラスの掃除 ストーブ用のクリーナーも販売されていたり、掃除方法も紹介されていますが、なんと言っても毎回濡れたウエスで掃除することが一番です。
ガラス面が高温の場合はできませんが、温度が低ければ濡らしたタオルで拭き取ればいつもピッカピッカです。薪ストーブ専用のタオルを側に置いておけば便利ですよ。
扉の開閉
もついでに確認しましょう。 レバーの握り部分の緩みやとびらの締まり具合を確認します。
異臭の有無
煙突のドラフトが悪いと、いつもより匂いがキツイことがあります。私の場合、屋外に出た煙突の垂直部分底部にある点検用の蓋が外れかけていました。
?燃焼の状態
薪の燃え方にも注意しています。匂いのところでも書いたのですが、ドラフトが悪いと燃え方が悪く温度が上昇しません。
煙突のドラフトは、匂いや温度に影響します。
適時行う点検と手入れ
灰の処理
使っていると灰が溜まります。不定期に灰を取り出しますが、燃え残りが灰に入っていることもあるので、一度蓋つきの金属製バケツに移します。また、私の使っている鋼鈑ストーの場合灰は適度に残します。 ストーブの中の灰は全て捨てることはしません。
バケツに取り出した灰は2〜3日したらゴミ袋なりに捨てます。この時、バケツが熱を持っていないことを確認します。
煙突の外観目視点検
ごく稀で良いですが、煙突の外観を目視点検します。ヘコミや部品の外れが無いことを確認しておくと良いでしょう。

煙突の掃除は年1回
燃焼時の煙と匂い
焚き始めや燃焼時の煙の色・量・匂いを確認することを強くお勧めします。焚いている本人が気にならなくても、ご近所の方はどうでしょう。一般的に焚き始めは、煙が多く出るのは致し方ないとしても巡航運転の場合は、殆ど出ません。
煙や匂いでトラブルになるとストーブが使えなくなります。そのためにも、ご近所の方視点で確認することは重要です。
シーズン毎に行う点検と手入れ
煙突掃除と煤の色
煙突掃除は、毎年行います。長く使うには手入れが必要です、特に注意したいのは煤の色です。煤は黒い色ではありません、煤色です。黒い煤が出るようであれば、燃焼温度が低いか薪の乾燥が不十分です。
また、煤の量も非常に少ないのが正常です。
ストーブ本体の掃除、レンガの損傷、ガスケット交換
煙突掃除と一緒に薪ストーブ本体も点検します。我が家のストーブは内部の鉄板が変形しています。これは、燃焼温度が高いため変形しました。また、炉の底のに敷いてある耐火レンガに割れがあり補修してあります。

点検をして、不具合を直すと共に焚き方にも注意する必要があります。最後に、ガスケットも消耗品ですので、様子を見ながら定期的に交換が必要です。
我が家の煙突掃除
我が家の場合、煙突掃除専門の方にお願いしています。毎年来て頂いているので、焚き方などのアドバイスを頂いています。
煙突内は黒くありません。煤はサラサラですよ。右側が煙突掃除後の写真です。